インターナショナルスクールって、本当にいいのか？
1-1. 高校卒業資格が基本的にない
インターナショナルスクールの大きな欠点のひとつは、高校卒業資格が基本的にないことです。これはどういうことかと言うと、インターナショナルスクールは日本の文部科学省の管轄外にあるため、日本の高校卒業資格を取得することができないのです。
そのため、インターナショナルスクールを卒業しても日本の大学に進学することが難しくなります。日本の大学に進学するためには、別途日本の高校卒業資格を取得する必要があります。これは、インターナショナルスクールを卒業後に日本の高校に編入するか、日本の大学受験資格試験である「留学生試験」を受けることで取得することができます。
1-2. 大学進学が不利になる
インターナショナルスクールを卒業すると、日本の大学に進学するのが難しくなるだけでなく、海外の大学に進学するのも不利になります。
海外の大学は、インターナショナルスクールの卒業資格を認めていないことが多く、インターナショナルスクールを卒業しても日本の大学と同じように、別途大学入学資格試験を受ける必要があります。
また、インターナショナルスクールでは日本の高校と同じように大学受験のための勉強をしないため、日本の大学受験資格試験や海外の大学入学資格試験に合格するのは難しくなります。
学費以外の出費がバカにできない
インターナショナルスクールは、学費が高いことで知られていますが、学費以外の出費もバカになりません。
2-1. 交通費に加え、教材費、寮費などの追加費用
インターナショナルスクールは、都心部にあることが多く、交通費がかかります。また、教材費や寮費など、追加費用も必要です。教材費は、教科書やノート、制服などが必要で、寮費は、月額10万円以上かかることもあります。
2-2. 留学や語学研修は別途費用がかかる
インターナショナルスクールでは、留学や語学研修が盛んです。留学や語学研修は、別途費用がかかります。留学費用は、渡航費や滞在費、授業料などが必要で、語学研修費用は、授業料や滞在費などが必要になります。
日本独自の文化や社会について学ぶ機会が減る
インターナショナルスクールに通う学生は、世界中からの学生が集まるため、日本独自の文化や社会について学ぶ機会が減ってしまうということがあります。
3-1. 日本語以外の言語に特化しすぎてしまう
インターナショナルスクールでは、英語やその学校の公用語である外国語に特化しているため、日本語の授業がなかったり、あったとしても授業時間が少なかったりします。そのため、日本語の能力が落ちてしまったり、日本語でコミュニケーションを取るのが難しくなったりすることがあります。
3-2. 日本の歴史や文化に詳しくなれない
インターナショナルスクールでは、日本の歴史や文化について学ぶ授業がなかったり、あったとしても授業時間が少なかったりするため、日本の歴史や文化について詳しくなれないということがあります。
日本の友人や環境との交流が制限される
4-1. 日本語が話せない、または流暢ではないため、友達作りが難しい
インターナショナルスクールに通うと、授業や学校行事の多くが英語で行われます。そのため、日本語が話せない、または流暢ではない生徒は、日本の友人を作るのが難しい場合があります。また、日本の社会に溶け込むのも難しいかもしれません。例えば、日本の文化や慣習に適応することができず、孤立してしまうかもしれません。
4-2. 日本独自の文化や慣習に適応することが難しい
インターナショナルスクールに通う生徒は、様々な国籍や文化を持つ生徒と一緒に勉強します。そのため、日本の独自の文化や慣習に適応するのが難しい場合があります。例えば、日本の学校では、靴を脱いで教室に入ることが義務付けられています。また、先生や先輩を敬うことが求められます。これらの習慣に慣れるのに時間がかかる人もいるかもしれません。
**5-1. インターナショナルスクールは日本の学校とは違う**
インターナショナルスクールと日本の学校では、カリキュラムや教育方針、学校文化などが大きく異なります。そのため、日本の学校に通っている生徒が突然インターナショナルスクールに転校すると、最初はかなり戸惑うことでしょう。例えば、インターナショナルスクールでは、英語が授業のメインの言語であるため、英語が得意でない生徒にとっては、授業についていくのが難しいかもしれません。また、インターナショナルスクールでは、日本の学校よりも宿題の量が多い傾向があります。これは、インターナショナルスクールでは、生徒の自主性を重んじる教育方針を持っているためです。
**5-2. インターナショナルスクールに通う前に、よく考えてみよう**
インターナショナルスクールに通うかどうかを決める前に、まずはインターナショナルスクールと日本の学校のの違いをよく理解しておきましょう。また、自分の英語力や勉強に対する姿勢などを客観的に評価し、インターナショナルスクールに通うことが自分にとって本当に適しているかどうかを慎重に検討することが大切です。もし、インターナショナルスクールに通うことに不安がある場合は、まずはインターナショナルスクールに体験入学をしたり、インターナショナルスクールに通っている生徒や保護者に話を聞いたりして、インターナショナルスクールの雰囲気や教育内容を詳しく知っておくようにしましょう。
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